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お手玉 (松本清張)[おてだま]
『お手玉』(おてだま)は、松本清張の短編小説。『小説新潮』1978年8月号に『清張短篇新集』第7話として掲載され、1979年12月に短編集『隠花の飾り』収録の1作として、新潮社より刊行された。 1986年にテレビドラマ化されている。 == あらすじ ==
角野とみ子は、東北地方の歓楽温泉地で料理屋を営んでいたが、客あしらいは達者なくらい馴れていた。夫の栄治が心臓病で倒れたため、隣県から田原安雄が調理人として入った。やがて栄治は、病床ではなく、二階に昇る梯子段から転落して絶命した。とみ子は九つ年下の安雄を篭絡しており、安雄は自分の家に帰らなくなった。安雄の妻も気が弱く、とみ子に対して懇願することしかできなかった。続けてとみ子は信用金庫の理事長を出資者に引き入れたが、やがてとみ子と理事長は二階に泊まるようになった。安雄はとみ子と理事長が金で結びついた関係と割り切ることができず、その煩悶は誰の眼にもわかるようになっていた。ある朝、安雄が料理屋裏の小屋で死んでいるのが発見される。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「お手玉 (松本清張)」の詳細全文を読む
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